GI値って何ですか
GI値とはグライセミック・インデックス(Glycemic Index)の略です。
・Glycemicとは血糖の事
・Indexとは見出しなどの意味をもつ言葉
・Glycemic Indexとは血糖指標や血糖指数となります。
GI値の事を簡単に書きます
GI値とは食品による血糖値の上がりやすさを示した指標です。
0~100までの数値で表されています。
GI値が大きいほど食後血糖値の上昇も大きくなります。
血糖値が高いままだと糖尿病のリスクも大きくなります。
GI値の事をすこし詳しく書きます
この数値は糖質摂取後2時間までの血液中の糖濃度を計ったものです。
GI値が高い食品は、一気に血糖値を上昇させるため
血液中の糖を処理するために多量のインスリンが分泌され
分泌が追いつかなくなるという事も起こります。
それが続くとインスリンの分泌が低下し糖尿病へと進むこともあり得ます。
・・血糖値とは
血糖値とは血液中のブドウ糖の濃度のことを言います。
・・・ブドウ糖とは
糖、であり、これ以上分解されない単糖類の一つです。
ちなみに、果物のブドウにたくさん含まれているからブドウ糖だそうです。
・・・インスリンとは
すい臓から分泌される血糖を低下させるホルモンの一種です。
高血糖が続くとすい臓に負担がかかります。
その結果、インスリンの分泌が低下します。
GIが低い食品では、糖がおだやかに取り込まれ吸収されます。
おだやかな吸収は急激な血糖値の上昇がおきにくく
肥満防止が期待できるでしょう。
一般に、GI値は
「70以上は高GI食品」
「55~70は中GI食品」
「55以下は低GI食品」
と言われています。
最近、若い人に米離れがおきていると言われていますが
私はお米が大好きです。
では、白米と食パンのGI値を比べるとどうでしょうか
・食パン(95)・白米(88)
どちらも高GI食品ですが白米がやや低いようです。
これを、玄米やライ麦パンに変えるとGI値はどうでしょうか
・ライ麦パン(55)・玄米(55)
どちらも低GI食品となります。
一般にはGI値60以下が低GI値食品と呼ばれているみたいです。
・血糖値は食べるたびに上昇します
健康な人なら血糖値は食後2時間程度で食べる前の値まで下がると言われてます。
しかし、糖尿病の人は、血糖値が低下しずらいそうです。
GI値の低い物から食べる事で急激な血糖値の上昇を抑える事が期待できます。
日頃からGI値の低いものを摂取する事をこころがけましょう
高血糖が続くとインスリンを分泌するすい臓に負担がかかります。
やがて、インスリンの分泌低下が起きて血液中に糖が増えすぎ
全身の血管にキズがつき様々な合併症がでてくる可能性があります。
参考までに私の好きな食べ物のGI値です。
・うどん(85)・そば(54)
・チョコレート(91)・ドーナツ(86) ・ショートケーキ(82)
・じゃがいも(90)・にんじん(80)・トマト(30)・キャベツ(26)
・牛・豚・鶏全般 (45~40)
・魚介(40前後)
・豆腐(42)・納豆(33)・ひじき(19) ・海苔(16)
※低GI値の食品を知ることは、ご自身の健康のためにも重要です。