「林檎」が教える!りんごを上手に保管する方法。
りんごを美味しく保つ方法をご存知でしょうか?それは、りんごの水分を逃さない事につきます。りんごは乾燥に非常に弱く、水分が失われると美味しさも失われて味が落ちてしまいます。(シャキ、シャキと食べるりんごは格別ですね!)だから、保存方法で大切な事は温度管理と水分の管理となります。
美味しさを保つ方法としては、とても面倒ですが、りんごを1個ずつ新聞紙などの紙で包んでからポリ袋に入れて冷蔵庫で保管してください。そうする事により、温度や湿度の変化を緩和してくれます。(りんごはデリケートです)
また、新聞紙が湿度調節の役目をしてくれるので、より美味しさが長持ちするようです。ちなみに、りんごを包まずに冷蔵庫に入れてしまうと他の果物に影響を及ぼして熟期を早めさせてしまうことがあります。
箱の中にひとつ傷んだりんごがあると、周りのりんごまで熟してしまうという話を聞いたことがある人もいるかと思います。これは、りんごからでるエチレンの発生量が多いためです。どうゆう事かと言いますと、りんごは植物ホルモンのエチレンを発するため他の果物や野菜と一緒に保存するとそれらの成熟を促してしまいます。
未熟なうちに収穫されているバナナやアボカド、キウイやプルーン、プラムなどにはエチレンが活躍します。りんごと一緒に袋に入れて密封保存すると、急速に熟されて一気に食べごろになるそうです。どのようにして食べるかは貴方しだいですが、りんごからでるエチレンを上手に利用して召し上がってみてはいかがでしょうか。
りんごの蜜は消えて無くなることをご存知でしょうか?
りんごの蜜については、どの品種も収穫して1カ月余りで消えて無くなるそうです。現代のどんな技術を駆使しても防ぐことは不可能のようです。なぜか?それはリンゴが生きている限り呼吸をしているからだそうです。
りんごは冷蔵庫に入れる事で呼吸量は減っても呼吸は止まりませんので、蜜はだんだん失われ、やがて消えてしまいます。(常温による保管よりは冷蔵庫の方が蜜は長持ちします。)
りんご保存方法まとめ
大事なのは水分を保持することですので、りんごの水分蒸発を防ぐため新聞紙などに包み、ポリ袋に入れて密封し、冷蔵庫または温度差のない涼しい冷暗所で保存します。
ポイントとしては低温で高湿度に保つようにしましょう。ちなみに、家庭用冷蔵庫ではそれほど日持ちしないので早めに食べて下さい。(メーカーによっては、野菜専用室やチルド室を備えている冷蔵庫もあります。)
植物ホルモン(エチレン)は成熟を促す
リンゴは自らエチレンを発生させます。その刺激によって他の果物や野菜の成熟に影響を及ぼします。美味しくいただきたいのなら、絶えず注意しながら食べごろをチェックするよう気をつけましょう。
りんごは皮を剥くのが面倒だから、あまり食べないと言う人達もいますが、健康的な果物ですよ!
面倒がらずに一日一個のりんごを食べるようにしてみてはいかがでしょうか?
美味しいりんごは食感が違います!美味しいりんごを一度食べるとやめられなくなると思います。(林檎)