筋力や握力低下と認知症。

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認知症は、年のせいで足腰の力が衰えてきて、立って歩くのも一苦労といった状態などからも発症しやすいとも言われています。体重の減少、疲れやすさ、歩行速度の低下、筋力(握力)の低下なども認知症の引き金になる事が言われています。

アルツハイマー型認知症になった人とならなかった人の歩行速度を比較してみると、認知機能の低下が重度な人ほど歩行速度が遅くなったことが確認されました。

また、日本の研究では歩行速度の低下と脳萎縮の程度が関連すること、米国の研究では歩行速度が遅くなることにより認知機能低下を早期に予測できる可能性があることなどの報告が相次いでなされているそうです。

 

認知症で見逃されられることの一つに握力の低下があげられます。

国立長寿医療研究センターが発表した、認知症の発症リスクに関するデータで握力が男性で26キロ未満、女性で18キロ未満の人は、そうでない人に比べると、認知症のリスクが、2.1倍も高かったそうです。

この様なことから、握力が弱い人ほど認知症になりやすく、また寿命も短いという結果が出ているそうです。だから、握力UPは、有効な予防策の一つになる事が期待できるそうです。

(東京都健康長寿医療センター研究所・谷口優研究員)

 

握力を鍛える運動の他にも、脳内の神経伝達物質である「アセチルコリン」が不足すると記憶に障害が生じます。この「アセチルコリン」の原料となる「コリン」は、食品から摂取することができるので、コリンを含んだ食品を多く食べることで記憶力が高まり、アルツハイマー型認知症を予防できる可能性が期待できます。

コリンを多く含む食品には、卵、大豆、納豆、豚レバー、ニシンなどがあります。ですから、積極的に摂取するよう心掛けてみては如何でしょうか。

特に納豆にはビタミンK2が含まれており骨粗しょう症を予防したり、納豆キナーゼには血液をサラサラにして脳梗塞や心筋梗塞の予防が期待できるだけでなく、アルツハイマー型認知症の予防も期待できます。

そのほかにも青魚を積極的に食べる事や緑茶(緑茶に含まれるカテキン)も認知症予防の効果が期待できるようです。研究によれば、1週間に1~4回緑茶を飲む高齢者は、緑茶をまったく飲まない高齢者に比べてアルツハイマー型認知症になりにくいという結果もあるみたいです。

握力を鍛える他にも運動

運動することでアルツハイマー型認知症が予防できることは、多くの研究から分かっています。筋肉量の少ない高齢者ほど認知機能が低下し、アルツハイマー型認知症になりやすいという報告もあるようです。

握力、胸の筋肉、腹筋を鍛えたり、脳を刺激するために指先を動かしたりすることも効果が期待できます。

その他にも、一日30分以内の昼寝や簡単な計算問題を解いてみたり、新聞を毎日声に出して読むことも効果が期待できるみたいです。

また、1日30分程度のウォーキングもいいみたいですが、中年期以降の方が激しい運動をするのは要注意です。活性酸素を増加させてしまいアルツハイマー型認知症予防にとっては逆効果になってしまいます。

一般的によく知られている「同じことを何度も言う」「食事をしたことを忘れる」などの症状を放っておくと5年以内に過半数の人が本当の認知症に移行する危険性を持っているそうです。

また、生活習慣病で糖尿病や高血圧のある人は、ない人に比べて2~3倍ほど認知症になりやすいとも言われています。

その一方で、ごく初期に起こるちょっとした異変に気付き適切に対応すれば、進行を遅らせたり、正常な状態に戻る可能性も期待できるそうです。

とにかく、今までの行動と違う何らかの違和感に気がついたら迷わず病院へ行ってください。

 

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