効率がいい「草むしり」のしかた。
自宅の空き地に生えている雑草を定期的に抜いていますが、これが中々しんどい作業です。毎年定期的に除草剤を散布し、頃合いを見て、生えてきた雑草を抜くことにしています。
普通、草むしりのやり方としては、手で抜くことが多いと思いますが、その際には根っこから引き抜くようにしてください。そうしないと、土の中に根が残り、 再びそこから雑草が生えてきてしまいます。
根っこから引き抜くと時のコツとしては 出来るだけ土に近い部分を持って、ゆっくり引っ張り上げる感じです。雑草の上のほうを持って抜く人がいますが、これだと途中で茎や葉っぱがちぎれてしまったりしてしまします。
私の草むしり方法は、雑草を根本からすくい上げるようにして抜くための道具を使用しています。これは、先端が二股に分かれたシャベルのような小さな道具です。
使い方としては、土の中にシャベル先端を刺し、二股に分かれた先端を地中の根に刺して、テコの原理で引き抜きます。この道具は非常に使い勝手が良くホームセンターで売っています(500円もあれば購入できます)
また、皆さんは草むしりで軍手を使用していませんか?軍手は長く使っている内に繊維の中に土が入り、結果として爪の中が真っ黒になりますよね!私はそれが嫌なので軍手にゴム素材が一緒になった作業手袋を使用しています。手に装着してみても特に蒸れることもなく、違和感がなく使用できます。草むしりの後でも爪の中に入り込む土も少なく済み、軍手を使用した時のような爪の黒さはあまりありません。この商品もホームセンターで、一組300円位で購入できます。便利ですので是非使ってみてください。
この、二つがあれば草むしりの成果に大きな違いが出る便利な商品です。
草むしりをする上で、効率の良い時期はあるのか?
ご存知の通り、雑草と言っても色々と種類があります。草むしりの時期で最も効率が良いのは芽が出た後、くらいが良い抜き時となります。しかし、芽がでるたびに草むしりをしているときりがないので効率のよい時期をお知らせします。
雑草は大きくわけて春雑草、秋雑草、多年草の3種類があります。
春雑草と呼ばれる春に生えてくるものについては春に、秋雑草と呼ばれる秋に生えてくるものについては秋に抜くのが効率的です。多年草と呼ばれる年中生えているものについては、芽が出てきたらすぐに抜くようにするのがベストです。
春雑草
ブタクサ、メヒシバなどの春雑草は、春に発芽して秋に枯れる雑草です。
秋雑草
ホトケノザ、オオイヌノフグリなどの秋雑草は、秋に発芽して春や夏に枯れる雑草です。
多年草
多年草は、2年以上にわたって育つ植物のことをいいます。クローバー、ドクダミ(今年は膝に大ダメージ)などが有名です。
ポイントは、土が乾いた状態だと土が固くて根まで抜くことが出来ません。ですから、ねらい目は雨が降った翌日です。ようするに、雨が降った後であれば、土が柔らかくなっているため、 根っこまで簡単に抜くことが出来るのです。
ズボラな私は、草むしりを効率的に行うために除草剤を定期的に蒔いています。
私の場合の散布頻度は、春先(雪解け後)、梅雨の前後位、夏から秋にかけて、雪が降る前、年間で約計3~4回ほど除草剤を蒔いています。(春先と雪が降る前(冬季)を一緒にして1回で済ませる時もあります)
除草剤はまくだけで非常に簡単に雑草が取り除けますので便利です。とはいえ、正しいまき方を知っておく必要はありますよ。
一般的に除草剤をまくタイミングは得られる効果によって散布するタイミングが異なります。
・土壌改善型(粒状タイプ、遅効性)
効果が表れるまでに時間がかかるため、草が生い茂る前の夏前と秋ごろにまきましょう。年数回除草剤をまいておけば雑草が生えにくい環境が期待できます。
除草剤をまくうえで重要なのは、まきムラが出ないようにすることです。除草剤がまかれていない場所ができてしまうと、そこから雑草がどんどん増えてしまうことにもなりかねません。
粒状タイプは、地面の水分によってゆっくりと溶けて、土にしみ込んでいくことで効果を発揮しますので、雨上がりで地面が十分に湿っている状態のほうが、より早く効果が期待できます。
色々な除草剤を使用してみましたが、この粒状タイプに落ち着きました。(ドクダミ駆除を除く)当初は、蒔き方にすごくムラがあり非効率的でした。そこで、蒔きムラを無くするためにある物を利用してみました。それは、バトミントンのシャトル入れ(筒状のケース)です。この筒状のケースに付いている、プラスチック製の蓋に千枚通しで何個も穴をあけます。使い方として、この筒状のシャトルケースの中に除草剤を入れて蒔いています。
腕を振りながら使用すると、粒状の除草剤が穴からパラパラと出てくるので、ムラ無く蒔く事ができます。是非作ってみて下さい。(作る手間は掛かりますが、ず~と使えて、すごく便利です!)
・茎葉処理型(液状タイプ、即効性)
すぐに効果が表れるので、雑草が生い茂ってから散布するのがベストです。葉や茎から吸収されて作用するため、葉や茎が育っていない段階で散布しても思うように効果が期待できません。
また、液状タイプの除草剤は強い日差しで蒸発してしまう可能性があるため、朝や夕方などの涼しい時間帯を選びましょう。でも、露や夜露が葉や茎に付いていると除草剤が流れ落ちやすいので、散布は十分注意してください。(液状タイプ除草剤の場合、雨上がりは散布に適していません。)
ちなみに、我が家のドクダミ駆除用には液状タイプを購入してみました。時期をみて使用する予定です。
除草剤は細く分類されています。
ホームセンターなどで売られている除草剤を見てみると、土壌改善型や茎葉処理型といった分類の他にも、いくつかに細かく分けられていることがあります。それぞれの分類と、意味を簡単にまとめましたので、除草剤選びの際に参考にしてみてください。
・接触型:除草剤のかかった場所だけを枯らします
・移行型:根や茎、葉から吸収された除草剤が全体に回って作用します
・即効型:散布してから短時間で効果がでます。茎葉処理型が代表的
・遅効型:散布後時間をかけてゆっくり作用します。土壌改善型が代表的
・選択型:特定の種類の雑草のみに作用し、他の植物を傷つけません
・非選択型:ほぼすべての種類の植物に効果があります
・乳剤:水に溶けない有効成分を液体化したものです
・フロアブル剤:粒状など固形の除草剤を水に溶いて液体化したものです
草むしりは終わりが見えません!無理しながら手で雑草を抜いていると最終的には腰や膝を痛めてしまう事があり得ます。(私はドクダミで膝をやられました)多少費用が掛かっても草むしりを効率的に行うために除草剤を併用してみてはいかがでしょうか?
それぞれ事情があると思いますから色々と試してみて、草むしりをしてみてはいかがでしょうか。
※ ⇒ラウンドアップ同等の除草効化が期待できるジェネリック除草剤を試してみました。