糖質の吸収を抑えるには? 食物繊維で決まり!
私達の体は主に糖質(炭水化物)を摂りすぎた場合には脂肪になりやすくなります。
なぜか私の好きな美味しい食べ物には糖質(炭水化物)が多く含まれています!
糖質(炭水化物)を十分に含んだ美味しい食べ物が、私の体中に入ると「ブドウ糖」という糖に分解されてしまいす。
もし、糖質(炭水化物)を多く摂取した場合には、私の血管内ではブドウ糖が多い状態になってしまいます。そこで、私の体は血管内のブドウ糖量を調整するために、すい臓から「インスリン」というホルモンをいっぱいだします。
もし大量のご飯や、お菓子など、糖質を摂ってしまうと一気に血中のブドウ糖が増え血糖値が上昇します。 そこで、さきほどの「インスリン」が追加で分泌します。
普通はブドウ糖は速やかに細胞に取り込まれて血糖値が正常に戻る作用が働きます。 でも、余ったブドウ糖は取り過ぎた糖質(炭水化物)を脂肪として私の体に蓄えてしまいます。
これが糖質(炭水化物)が脂肪になりやすくなる原因になっているのです。
また、余分な糖質は血液をドロドロにする原因にもなり、最悪は動脈硬化や糖尿病へと体を進行させてしまいます。
どうでしょうか?糖質(炭水化物)を採りすぎることがいかに体に悪いかわかったと思います。
生活習慣病(糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞)になってしまってからは遅いですよ。
今ならまだ間に合います。
それは食事のときに食べる食材の順番を変えることと食物繊維の摂取です。
糖質(炭水化物)を多く摂取しても太らないようにするには食物繊維を多く含む野菜やきのこ
海藻類を最初に食べることで糖質の吸収をおだやかにすることができます。
ご飯やパンなどの炭水化物はその後に食べるようにしてみましょう。
簡単ですが、たったこれだけです!
食物繊維には、水溶性と不溶性の2種類があります。
・水溶性食物繊維
水に溶けるタイプの食物繊維で、腸内の善玉菌を増やす効果があります。
にんじん、キャベツ、トマトといった野菜類には水溶性食物繊維が豊富に含まれます。
また寒天や海藻類にも多く含まれています。
水溶性は血糖値の急激な上昇を抑え、コレステロールの吸収も抑えるといわれています。
・不溶性食物繊維
水に溶けないタイプの食物繊維で、腸のぜん動運動(たべた物を運ぶ動き)を活発化させます。
大豆やイモ類、ごぼうなどの根菜類や、きのこ類、穀物など、繊維質の食材に多く含まれています。
不溶性は腸を刺激して便秘解消などに有効といわれています。
水溶性食物繊維も不溶性食物繊維も体内には吸収されませんが、健康のためには重要な
役割を果たしており、第六の栄養素ともいわれ注目されています。
覚えておく3つのポイント
1.食物繊維を多く含む野菜やきのこ、海藻類を最初に食べる。
・先に食べることにより血糖値の急激な上昇をおさえます。
2.食べるときには噛む回数を意識的に増やす(目安として一口で30回程度)
・じっくり噛むことにより満腹感を得やすくなります。
3.簡単な運動を取り入れる。
体力に自信のない方は食後30分から1時間後位に20分程度の軽い運動を。
♥食物繊維を積極的に摂取し血糖値が急上昇させないことが重要となります♥