塩分はどれくらいで、取りすぎか
日本人は高血圧など病気のリスクを高める塩分を
諸外国の方々に比べ多く摂りすぎているそうです。
塩分の摂りすぎはガンや脳梗塞・腎臓病のリスクを高めます。
また、摂り過ぎると高血圧の大きな原因の一つになります。
・なぜ塩分をたくさん摂ると血圧が高くなってしまうのでしょうか?
私たちの血液にはナトリウム分が一定の量が含まれています。
塩分の多い食事をすると、体は血液の塩分濃度が上昇するため
この塩分を下げようと血液の量を増します。
すると、血管に圧力がかかり心臓の負担が大きくなります。
これが高血圧となってしまいます。
・高血圧は動脈硬化を引き起こします。
高血圧により血管に圧力がかかると、それに耐えられるように
血管の壁が厚くなっていきます。
すると血液が通る道血管が狭くなります。
これを動脈硬化と言います。
動脈硬化は、脳卒中や心筋梗塞、腎障害などの原因の一つにもなります。
高血圧の事を考えると塩分コントロールはとても大切です。
・塩分の摂取
・現在の日本人の20歳以上の塩分摂取量
約10g/日の塩を摂っているそうです。
男性が約11g/日、女性が約9.2g/日
・1日ありの塩分摂取量の目標値(厚生労働省)
男性・・・・8g 女性・・・・7g
・WHO世界保険機関の塩分摂取量の目標値
5g未満
この目標値からしても他国より摂取量が多いと思います。
日本人は昔から長い間、漬物、干し物、味噌汁等の
塩分が高い物を食べています。
塩分は高いけど、体には良い成分も非常に多く含まれています。
のちのちご紹介します。
・汗とともに体内の塩分はこうなります
スポーツ中や、汗を大量にかく仕事をしているときは、
汗とともに塩分も一緒にでます。
体内に水分を補給するときに塩分を一緒に補給するのが
十分でないと体内の塩分濃度が低くなります。
すると、体は低い塩分濃度に合わせるために余分な水分を
たくさん排出しようとします。
そのため、体内の水分は更に不足し
脱水症状や熱中症などが起こる可能性があります。
水の摂取だけでは体内の塩分濃度が薄まるだけです。
水分と一緒に塩分を摂るようにしましょう。
そうする事で血液中の塩分濃度は正常に薄まるのを期待できます。
あなたも今日から塩分摂取量を考えてみませんか。