血糖値とお肌
お肌を老化させる原因は色々とありますが
そのなかの一つに血液の糖化があります。
普段バランスのとれた食事と適度な運動をしている方には
問題ないのですが、不適切な食生活や運動不足、喫煙、過度の飲酒を
繰り返すと体に色々な異変が起こってきます。
たとえば、だまってほっておくと、このように進行してしまいす。
・肥満 ⇒ 肥満症
・高血糖 ⇒ 糖尿病
・高血圧 ⇒ 高血圧病
・脂質異常 ⇒ 脂質異常病
その中から高血糖とお肌について話します。
血液中の血糖値は、筋肉や肝臓でエネルギーとして
使われることにより下がります。
そこに必要となるのがすい臓から分泌されるインスリンです。
高血糖が続くとすい臓に負担がかかり
結果インスリンの低下がおこります。
インスリンが低下すると、どうなるのか?
血液中の糖が増えて全身の血管にキズがつきます。
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血管にキズがついたら、どうなるのか?
糖尿病の危険性が増えます。
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糖尿病になったら、どうなるのか?
・失明のおそれ
・人工透析治療のおそれ
・壊疽(えそ)による足の切断のおそれ
高血糖の症状で見逃しがちなのが
ダイエットや運動をしていないのに急に痩せはじめた。
痩せるのは嬉しいのですが何もせず痩せるはずはありません。
糖尿病を含め病気が潜んでいる可能性があります。
糖尿病の症状には、手足のしびれや目のかすみ
肌のかさつき、かゆみもあります。
高血糖の状態が続くと、免疫機能が低下し感染症にかかりやすくなり
肌トラブルを起こしやすくなります。
血流も悪くなるため、手先・足先の血色が悪くなったり
冷たくなったりしもします。
また、皮膚に必要な栄養や酸素が行き渡らなくなり
乾燥やかゆみにつながります。
もし、お肌にかゆみなどの異変が生じたら
・熱いお風呂やシャワーを避ける
温度の高いお湯は肌の水分を奪いお肌の乾燥のもとになります。
・ゴシゴシ強く洗いすぎない
にかゆい場所をゴシゴシ洗いすぎると、皮膚のバリア機能を壊してしまいます。
・お肌の保湿はなるべく早く行う
お風呂やシャワー後の体が水分をふくんでいるうちに保湿クリームや化粧水など使いましょう。
体や、お肌の調子が今までとちょっと違うと感じたなら
念の為に病院で検査を受けて下さい。
糖尿病になっていた場合には血糖値をコントロールしなければなりません。
投薬や食事制限はもちろんの事ですが、運動は習慣化しましょう。
「お肌のかゆみ」や「くすみ」、もしかしたら「高血糖」からきているかも?
※糖化を抑制する抗糖化食品というのもあるそうです。